長くお世話になった鵜の木の名医、小林先生。おじいちゃん先生のクリニックが閉院になりました。
6月末のおケガからしばらくして逝去されたそうです。
私はケガされる前日に受診しました。
気管支喘息の治療で月に1、2回は受診していました。
この日はいつもよりたくさんお話してくださり、両親の健康まで気遣ってくださり、帰り際に「親孝行するんですよー」と涙ぐんでお話して下さいました。私もちょっとウルウルと涙ぐんでると、先生が「はいっ」と言ってティッシュをくれました。
で、一緒に鼻をかみました。先生はとてもおちゃめな人でした。
お仕事頑張っていますかー?歌っていますかー?今の時期は気を付けるんだよー。といつも優しかったです。
お腹が痛い時も風邪をひいた時も、健康診断も小林先生。
人気の先生だったので1時間待ちは普通。
2時間待つこともありました。ひとりひとり、とても丁寧に対応して下さっていました。
90歳すぎて、車で鵜の木まで通って早朝から夜遅くまで診察。自分で運転してお家に帰るわけですから、すごいことです。
クリニックに行けば先生がいるのが当たり前に思っていましたが、先生も疲れているでしょうに。具合が悪い時もあったでしょうに。と、思います。
台風の日も雪の日も月曜日から土曜日まで毎日クリニックにいらっしゃいました。
あるとき、木曜日が休診になった時があります。
先生も疲れてるんだろうな。少しは休んでほしい。と、患者はみんなそう思っていました。
しかし、しばらくするとまた木曜日の診察が復活!!
「私はやりたいんですよ。女の子が足りなかったの。」と、おっしゃっていました。
(女の子とは看護師さんのこと。女の子というの年齢ではないようでしたが、、、。)
そんな小林哲郎先生!!
先生に教えていただいた気を付けるべきことをしっかりと思い出しながら、健康管理をがんばりたいと思います。
出会った時からおじいちゃん先生。
いつかはお別れの時が来ることは分かっていましたが、まだまだ色んなお話を聞きたかったです。
クリニックの写真を撮影させて頂いていましたら、若いママ達が数人通りかかり、張り紙を見てショックを受けていました。
鵜の木住人、小林先生ロスです。
看護婦さんたちもとっても優しかった。良い方達だった。誰の連絡先も知らず、お礼も言えない!!
先生は最後まで患者さんのことを気にかけていらっしゃったそうです!こちらこそ本当にありがとうございました。
シャッターが降りた小林内科の前を通ると涙が出ます。
追記:9月にご自宅におじゃまし、お線香をあげさせて頂きました。先生の笑った遺影の写真を見て少し気持ちの整理がつきました。
そして、今日は2018年12月22日ですが、数日前より、業者の方が来てクリニックを解体工事していました。ああ、本当にお別れなんだなぁ。